2001-11-19 第153回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号
ちょっと別の観点から今回の大量の違反者、逮捕者を出した高祖事件を振り返ると、このたび導入された参議院比例代表制の非拘束名簿方式という制度そのものにも原因があったというふうに思われるんですが、非拘束名簿方式の提案者でもある片山大臣に、この選挙制度の中に問題点があるとすればどんな問題点があったとお考えなのか、高祖事件との絡みも含めてお話しいただきたいと思います。
ちょっと別の観点から今回の大量の違反者、逮捕者を出した高祖事件を振り返ると、このたび導入された参議院比例代表制の非拘束名簿方式という制度そのものにも原因があったというふうに思われるんですが、非拘束名簿方式の提案者でもある片山大臣に、この選挙制度の中に問題点があるとすればどんな問題点があったとお考えなのか、高祖事件との絡みも含めてお話しいただきたいと思います。
今回大量の違反者、逮捕者を出した高祖事件を振り返ると、このたび導入された参議院比例代表制の非拘束名簿方式という制度そのものにも原因があったと思われる、その中で、この選挙制度の中に問題点があるとすれば、高祖問題と絡めてどんな問題点があるというふうにお考えかということで今大臣に伺ったんですけれども、ちょっと私としては納得がいかない答えだったので、公明党がこの非拘束名簿方式の制度導入を自民党に強く促したと
また、平成二年の選挙制度審議会答申以来、その懸案であった参議院比例代表制を人物本位に改革いたしました。そして今、衆議院の小選挙区比例代表並立制のゆがみが指摘され、昨年の国勢調査の結果、いわゆる一票の格差の拡大による定数是正が必要になってきており、さらに一歩踏み込んで、制度全体のありようについて議論を始めることが重要だと考えております。
本国会は、冒頭から参議院比例代表制への非拘束名簿式導入問題に端を発し、野党不在のまま重要法案の審議が始まるという異常事態となりました。国民生活に深くかかわりのある少年法の改正の審議がこのような変則的な形で進められることは、国民にとって理解しにくいものであり、また、国民の政治不信をますます強めるものと考えます。
いわゆる並立制をとってみても、せいぜい選挙区選挙のこれらの欠点を是正し得るとしたならば、超地方的人物、現在の参議院比例代表制におけるいわゆる学識経験者的候補者は比例代表制の方で当選したらいいんじゃないかという程度の是正はあり得るかもしれませんが、それ以外については、たとえ並立制をとってもこれらの小選挙区制の欠点は補い得ないものであります。
また、法案によりますと、衆議院比例代表制と現行の参議院比例代表制は極めて類似の制度となっております。憲法の定める両院制のもとにおきまして、現に存在する参議院選挙制度と競合、矛盾するような改正を提出すること自体、土足で参議院というやかたに踏み込んでくることに等しく、絶対に許されないことであると思いますが、御所見を承りたいと思います。
また、結社の自由、政党活動の自由を抑圧する、圧迫する政党法の制定や、参議院比例代表制の廃止の方向まで打ち出すという重大な内容を含んでおるのであります。 私はここで、次の五つの点について、具体的に総理の所見を伺います。 まず第一は、金権腐敗政治の最大の根源である企業や団体からの政治献金を禁止する、政治献金は個人に限定するという問題であります。
それがたまたま竹下さんが自由民主党の選挙制度調査会長になられましたときに、私に、堀さん、どうも参議院全国区という制度はお金がかかって仕方がない、何とかあなたの案である参議院比例代表制というのをひとつ自民党案として議員立法で提出をしたいけれども堀さんどうだろうか、こういうふうに竹下さんから御相談がありました。
また、さきの国会の代表質問において、私が参議院比例代表制を例にとって高級公務員の立候補について追及したところ、竹下総理は、地位利用にわたってはならないので十分配慮していきたいという趣旨の答弁をされました。しかしながら、各省高官など高級公務員の選挙運動は、実際にはほとんど地位利用にわたるものばかりであります。
参議院比例代表制をつくるというふうな大きな問題もありまして、衆議院の定数是正に集中的にかかったわけではございませんが、常時検討を続けてまいりました。特にこの定数是正問題を真剣に取り上げてやり始めましたのは、私の記憶では昭和五十五年からでございます。選挙制度調査会に定数是正の小委員会をつくりまして、広範な検討を加えまして各種の試案をつくってまいりました。
この参議院比例代表制廃止の問題をめぐって、政府では今どう議論されておるのか、この点だけ官房長官に最後に伺っておきたいと思います。
それは、今回の参議院比例代表制の結果をよく再検討してみまして将来に備える必要がある。かなり思い切った大きな変革が参議院の制度の一部に行われたわけでございますから、これをよく検討してみる必要がある。その一環として政党法という問題も勉強に値する問題ではないかと、そういうことを申して党に対して勉強方を依頼しておるところなのでございます。
現下の地方行政は国、地方を通ずる行政の簡素効率化、地方財政の健全性の回復を初め地方公務員行政の適正な運営、参議院比例代表制の円滑な運営、選挙制度の改善、また消防、防災体制の整備等数多くの課題を抱えております。また警察は最近の犯罪の増加傾向と国民に大きな不安を与える悪質重大な事件、事故の多発する状況を抱えております。
このほか、現下の地方行政は、地方公務員行政の適正な運営、参議院比例代表制の円滑な運営を初め適正な選挙制度の確立、また複雑多様化する災害等に対処するための消防、防災体制の強化等数多くの課題を抱えております。 私は、自治大臣として、これら地方行財政上の諸問題の解決に最大限の努力を傾注してまいる所存でありまするので、委員各位の格段の御協力をお願いする次第であります。